【PMP試験】申込画面入力時の注意点について解説

2020年6月11日

PMI協会主催のPMP試験(プロジェクトマネジメント試験)は受験までの道のりが少々面倒な試験のひとつであるといわれています。

受験資格の要件を満たすために時間とお金を要することや英語での申し込みにより、挫折する人もいるほどです。

そんな方のために、PMPの受験資格と申込の流れについて下記の記事にて解説しておりますので、必要な方は参考にしてみてください。
【PMP試験】試験までの申し込み手続きの流れを徹底解説

そして、今回はその一連の流れの中で、試験申込の画面入力の際に、記入ミスをおかしてはいけないポイントを抽出して注意点を解説したいと思います。

PMP申込画面での注意点

試験名選択が間違えやすい

PMP試験を受験する際にはPMIのサイト(PMP協会本部のホームページ)での申し込み手続きが必要となります。

このページには試験選択の際に類似の試験名が複数ありますので確実に【Project Management Professional (PMP)】に申し込むようにしましょう。

基本情報の出身大学と学部名の記入に注意

こちらに関しては、先ほど挙げた下記記事でも解説していますが、申込画面の基本情報の中の最終学歴の記入について注意が必要です。

最終学歴は人により異なりますが、「高校・大学・大学院」のいずれを記載する場合においても、必ず学校の正式な英字表記を用いて記載するようにしましょう。

勝手に「○○大学〇学部」をそのまま英語表記に訳すのではなく、

出身学校名(高校・大学・大学院名)の正式表記を出身学校のホームページ(英語版)からコピペするようにしましょう。
特に注意が必要なのは学部名です。こちらについても大学公式ホームページの英語版から引用するようにしましょう。
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なぜそこまで神経質になるの?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、PMP試験の受験においてはPMI協会はランダムに「監査(Audit)」手続きを行なっており、受験希望者のうちランダムに追加の手続きを要求するような仕組みになっているのです。

そのため、この監査に選ばれてしまった際には、アメリカにあるPMIに、卒業証明書等の各種証明書を郵送する必要がでてきます。ここで、嘘をつくつもりはなくても、卒業証明証の表記と申込時の入力内容が異なると否認される恐れが出てくるのです。

嘘をつくつもりがなくても、疑われることになりかねないので、そうした点からも、他の入力項目についても細心の注意を払って入力を行うようにしてください。

あらぬ疑いをかけられないように事前に注意が必要というわけです。

受験条件の受講教育名の記載も正確に

先ほどの最終学歴の学校名記載と同様、注意したいのが、受験のために必要となる35時間受講した教育名についてです。

こちらに関しては、受講した際に講師の方から正式な講義名(英語表記)を教えていただけると思うので、その点を再度確認してから記入するようにしましょう。

複数講義受験して35時間を満たしている方については、特に記入漏れがないように注意してください。

試験区分は確実に「日本語(Japanese)」を選択

申込時に画面にて、試験言語の選択が出てくる場合があります。その際には確実に「Japanese」を選択するようにしましょう。

ここでうまく選択できていないと、デフォルトの英語での試験受験となってしまいます。気をつけてください。

ちなみに日本語選択をした際には、試験時の画面に日本語と別に英語も記入されていますので、日本語訳が微妙な箇所については英文を参考にすると良いでしょう。

PMI協会への加入の選択

受験申込にあたって、まず、PMIのサイトにアカウントをつくることが必須となりますが、このアカウント作成の際にPMI会員になるかの有無を問われるのです。

PMI会員になった場合、PMIの会費が発生するものの、試験の受験料が下記の通り割引となるためトータルでお安く受験が可能となります。

・PMI会員の場合:405ドル(+PMIの会費が年間125ドル)
・PMI非会員の場合:555ドル

しかし、ここで注意が必要となるのですが、このPMI会費は「年会費」となるため、一年以内に受験した後に退会手続きを行わなければ、追加で次年にも回避が発生します。

PMI会員になって継続して情報を得たい人等については継続して会員となる価値はあると思いますが、受験料を安くすることが目的の方は試験申し込み時に入会した場合、退会手続きを忘れないようにしましょう。

さいごに

試験内容自体よりも、そこにたどり着くまでが少々めんどくさいPMP試験は、お金と時間をかけるだけのことはあり、どの業界でも一目置かれる価値ある試験です。

申し込みまでの過程で挫折する人が少しでも減るようにと思い、本記事を記載しました。少しでも役に立つと良いです。追加の情報共有などありましたら、コメントをいただけると嬉しいです。

プロジェクト証明の英作文についても、記載のポイントをまとめていますので、気になる方は参考程度にみてみてください。
【PMP受験申請】プロジェクトマネジメント経歴・経験証明(英文)の書き方