大学生の間しかできない効率的な稼ぎ方ー奨学金はかりておこう!ー

2022年11月9日

アルバイトに明け暮れ、学業をおろそかにするだけでなく、青春を無駄にしてしまう大学生は少なくありません。しかし、その時間の使い方が過ちであったことに気付くのは、社畜から抜け出せなくなったサラリーマンになったときでしょう。そう、「時すでに遅し」なのです。 さて、今回はそんな大学生に向けて、私自身が大学時代にやっておいてよかったと思う、お金のため方について紹介したいと思います。

ずばり!無利子の奨学金をかりるべし!

大学生が効率的に儲ける方法は…

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ずばり!奨学金を無利子で借りることです。

 

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いやいや、どうせ返さないといけないお金ではありませんか。。。

そう思う方、多いと思います。 が! なんと、このかりた奨学金を返さなくてよい方法があるのです。

奨学金制度とその種類

まずは奨学金制度について簡単に説明すると奨学金とは大学生が学費や生活費にかかるお金を補てんするために保証人を立ててお金をかりる制度のことです。 この奨学金制度というものは大学生に限らず、高校生でかりれるものや大学院(修士、博士)になってもかりれるものと幅広い年齢の学生が利用できる制度となっています。 通う大学や、なかには学部によって様々な種類の奨学金制度があることもあわせて知っておく必要があります。 多くの大学生が周知のものでいうと ・日本学生支援機構 の奨学金制度があげられると思いますが、そのほかにも、通っている大学のOB・OGが設立して支援してくれる奨学金やその学部ならではの奨学金なども用意されています。(学部特有のものは一般的に見てどの大学も理系に多い傾向にあります)

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中には、かりる時点で返済義務が発生しない給付型の奨学金もあったりするんですよ。

こうしたものは限られた時期にしれっと掲示板に張り出されてあったり大学の学生課などに情報が載っていたりします。 こうした情報は時期がまちまちのため、取りこぼしやすいんですよね、、、

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ちなみに私はこの給付型の奨学金と無利子の日本学生支援機構の奨学金両方をかりて(もらって)いました。

奨学金の情報に関しては、各大学の事務局などにいる奨学金担当の職員さんや学部直属の事務員さんなどに聞いてみて、把握しておくのがベストだと思います。

奨学金を返済しなくて良い方法

さて、奨学金にも返済義務のあるのも(一般的には当然ありますが)と給付型のものがあることが理解できたと思います。 そこで、冒頭で述べた通り、かりた奨学金を返さなくてよい方法とは一体何なの? という点について説明していこうと思います。 それは、学生生活において優秀な学業成績を収め、かつ社会貢献や学会発表等、学外でも何かしら成果を収めた学生を対象に選定される奨学金返済免除の切符をつかみ取ることです!

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これは日本学生支援機構の奨学金をかりた学生を対象に卒業時に行われる返済免除のチャンスなのです!

とはいっても、これだけ聞くとたいそう難しい話のように感じますよね。 私もそう思っていました。

【体験談】私が奨学金返済免除になったとき

私が奨学金をかりたのは大学院に入ってからのことだったのですが、そのかり入れの手続きをしていた時に奨学金担当のおばちゃんから返済免除について聞いたのがこの恩恵を受けるきっかけでした。 大学院で奨学金をかりる場合は親の源泉徴収などとは別に学部時の成績表を添付しなければならなかったのですが、その成績をチラ見したおばちゃんが 「大学院でもこの成績を保てたら返済免除になるかもよ」と教えてくれたのです。 ええー!そんなのあるんですか!と思い、調べたところ前述に書いたようなたいそうな募集の文言が書かれていたため「ムリゲーじゃん」と内心思っていました。 たしかに、学部のころから成績は良いほうで、大学院に進学後も、引き続き順調。といった感じの成績ではあったもののそれ以外の、社会貢献、学会発表等に関してはたいして力を入れていませんでした。 しかし、こんな私でも卒業時にダメもとだ、と思いながら免除申請をして書類審査通過後、教授たちによる面接を受けた結果見事返済免除となったのです。 結果として、返済免除になったわけですが、考えられる理由は何だったのかについて考えてみました。

返済免除となった理由として考えられること

社会貢献、学会発表等、成績以外でアピールできる点が少なかったにもかかわらず、奨学金返済免除の対象となった理由について考えてみたので、まずは箇条書きします。

・成績が控えめに言って結構よかった。 ・学会発表は行っていないが、受託研究等を行っていた。 ・TA(ティーチングアシスタント)やで学部生向けに講義する機会が多くあった。 ・大学紹介をする立場だった。(理系院生あるある?教授に頼まれ拒否権なし) ・そもそも奨学金免除の申請をする人が少なかった。

一番重要なのが、最後の理由である「そもそも奨学金免除の申請をする人が少なかった。」の部分だと思えてなりません。 私の大学の場合、医学部を除く理系(理・工・農)の大学院生のなかで、先ほど記載した基準+教授(10名くらい)による面談での総合評価で、上位10名が返済免除の対象者となっていました。だいたい募集が30人程度で、倍率が3倍程度でした。無利子の奨学金をかりている学生は30名と言わずいるはずですが、応募したのはたったの30人です。免除の要件のハードルが一見高く思えるため、応募する人がそこでグンと減っていることがわかります。 3倍といっても、私のようにダメ元で提出する人や修士論文提出や発表準備に追われて、免除申請の準備が不十分であった学生も多くいることを考えると、私の場合、ライバルは20人程度と考えておくのが妥当だと思われます。※返済免除の申請書類は確証などをそろえるのが面倒です。それに加え、卒業間際の3月に書類提出と審査のための面談があるため、卒論・修論時期と駄々被りの苦しい状況です。 倍率2倍だと、十分に挑戦する価値があると思いませんか? ちなみに私は大学院ではじめて奨学金を借りたので、残念ながら学部での情報がありませんが、学部生にも同じように返済免除のチャンスはあります。ご自身の大学でのこうした情報について確認してみてください。

奨学金返済免除のための注意点と必要なこと

ではさいごに、確認として日本学生支援機構の返済免除を受けたい場合の条件をおさらいしたいと思います。 まず、 ・無利子で奨学金をかりていること これがあげられます。ここをクリアしていないと、免除申請の資格自体がない状況になります。 そして、必要なこととしては ・最低限、そこそこの成績を収めておくことです。 奨学金をかりる際には親の所得や自身のアルバイトの収入などが考慮され、成績のみの判断というわけにはいきませんが、 返済免除の選定に関しては、成績が重視されます。( 親の所得や自信のアルバイトの収入 は一切関係しません) それに加えて、学外実績がある人は大変有利になると思いますがやはり、成績に関しては最低限満たしておきたい項目といえるでしょう。

さいごに

成績表取得の他に研究室の先生の推薦状や自己推薦の文章作成などわずらわしい作業がある返済免除の申請手続きですが、この煩わしい作業を嫌がり、応募しない学生が大半です。そこですでに選考されているというわけです。 申請時期が卒論、修論提出の時期と被るため、面倒だとは思いますが、へたにアルバイトに時間を費やす学生生活を送るよりもよっぽど有意義なお金を稼ぐ方法だと思うため、学生諸君にはぜひともチャレンジしてほしいと思います。 ※応募情報については大学や奨学金の種類により異なるためご自身の大学で事前に確認してみてください。