令和2年度春期の情報処理技術者試験の中止がもたらす秋試験への影響

2020年6月29日

令和2年度春期の情報処理技術者試験が中止となったことで、この年の秋の試験にはどのような影響を及ぼすのでしょうか。

中止となった対象試験区分一覧

2020年3月24日に4月19日(日)に実施予定であった情報処理技術者試験の中止がIPAの公式ホームページで発表されました。
https://www.jitec.ipa.go.jp/

試験実施を取りやめる試験は下記に示す通り、情報処理技術者試験全区分に及びます。

・情報処理技術者試験
・ITパスポート試験(特別措置試験分)
・情報セキュリティマネジメント試験
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・プロジェクトマネージャ試験
・データベーススペシャリスト試験
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
・システム監査技術者試験
・情報処理安全確保支援士試験

 

試験の免除項目については延長の措置を実施

情報処理技術者試験には毎回、申込時に一部免除の申請が可能となっています。

過去の受験において前期試験のに合格した場合、いくつかの条件をクリアしたら、午前試験の免除申請が可能となる場合や応用技術者試験を含む高度試験に合格した者を対象に別の高度試験受験時に午前試験が免除となる場合があります。

こうしたいくつかのパターンに限り、試験の一部を免除できるようになっていますが
免除申請できる期間も限られているため、今回は一部免除申請が可能となる期間を延長する措置が取られることとなりました。

※一部免除(基本情報技術者試験の午前試験免除、高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験免除

 

令和2年度秋期試験

令和2年度秋期試験への考えられる影響

いちばん影響が大きくなる対象は基本情報技術者試験の受験者たちでしょう。

基本情報技術者試験の言語選択はこの春から大きく変更となる予定でした。

今まであったアセンブラが選択肢からなくなり、パイソンが追加される予定です。それが、春スタートではなく秋スタートになったということは当然、秋の試験で初めてパイソンの試験内容を見れるということになります。

一般的に、新規の試験分野が追加された最初の試験についてはその新たな分野の試験難易度は低いといわれています。そのため、パイソンを選択予定だった受験者にとってはラッキーになる可能性もある一方で、春に問題を確認して、不合格の際に言語選択の再検討を考えようとしていた方にとっては一種の賭けのようになってしまう可能性もあるのです。

とはいえ、この部分以外に大きな変更点はないので、コロナのせいでチャンスを一度失ってしまったこと以外は、そこまでの影響は考えられません。どの試験においても順当に準備をすすめるだけで問題はないと思います。

 

来期に向けてやっておくべきこと

ここでは、来期試験、つまり2020年度秋期に実施の試験に対してやっておくべきことをまとめたいと思います。

・2020年度春期受験手数料の払い戻しなどの手続きを忘れず行うこと
※方法については随時IPA公式ホームページにて発表されているためチェック!

・一部試験免除の延期の情報を確認し、秋に再チャレンジ!

・昇格要件等に会社で直近試験の合格が必要だった人についてはダメもとで会社に事情説明!

・基本情報等、一部試験の対象分野が変更となる試験受験者にはチャンスが続いている
→先ほども記載した通り、一般的に、新規の試験分野が追加された最初の試験についてはその新たな分野の試験難易度は低いといわれています。

春に向けて十分準備ができていなかった方にはチャンスが続くものと思って頑張りましょう!

 

さいごに

災害や病気の蔓延など、自分ではどうしようもない状況により試験が受けられなくなることは想定できる事象です。

今期試験に向けて準備されていた方にとっては非常に残念な事態ではありますが

今は新型コロナウイルスの終息が一番大事なことだと思います。

皆様、お身体に気を付けて来期の試験に向けて努力を継続しましょう。