【企業分析編】大手企業の就活で負けなしだった異業種共通就活テク

現在、大手IT系上場企業でエンジニアとして働いて5年目になる院卒リケジョです。今の会社には新卒から勤めていますが、大学卒業時の就職活動では様々な業種・職種を受けました。

その時に受けた企業からは全て内定を頂いたので、各業種の企業分析から面接の攻略法、使っていた就活サイトまで詳しくご紹介していきたいと思います。

 

 

新卒採用でどの業種にも共通してやるべきこと

その中でも今回は「企業分析」の方法について解説していきたいと思います。(長いのでES編、面接編、就活サイト編と分けて更新していこうと思います。)

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これはどの業種でも共通してみなければならない観点があるので、抑えていきましょう!

企業分析の徹底

この企業分析をする意味としてはES突破と面接攻略のため!だけではありません。

「自分が勤める会社の内情」をきちんと知っておく必要があるからです。

確認するポイントは5つ!

1、社員の平均勤続年数

2、学卒・院卒採用者の過去10年の人数

3、売り上げ・利益などの業績

4、業界でのその会社の順位と取引先

 

1、社員の平均勤続年数

まず、社員の平均勤続年数を見ましょう。22歳の大卒から65歳の定年まで働くと仮定してその年数は実に43年です。

この43年がMaxの値となるところを、10年、20年が勤続年数の平均値となる会社は20代、30代で退職する人が多いのではないかと考えられます。

もちろん、勤続平均年数が低い=悪い会社だ。と言っているわけではありません。

実際に、IT系企業などは転職する人も多く、「若いうちにこういう会社で働いておくと次のステップアップでもっと年収の高い会社から評価してもらえる」なんてこともあって、計画的に勤務を短い年数にとどめることも少なくありません。

ですが、会社内部に問題があって、若手が続かず辞めていく、いわゆる「ブラック企業」もこうした情報から見つけ出すことができます。

「自分は数年で転職をするキャリアプランをたてているので問題ない」という考えは危ないです。この平均勤続年数に関しては1番に確認して、年数が短すぎる場合は就活サイトなどでもっと内部の情報を集めることをお勧めします。

 

2、学卒・院卒採用者の過去10年の人数

 

新卒を採用することって実はすごくお金がかかるんです。

社会人としてのイロハから各業界の決まりごとなど、一通りのことを研修で教育しなければならないですよね。そして、現場に出ても独り立ちするまでに教育係がついたり、ノルマのある職種だと最初のうちは新人は売り上げをもってくることが難しいです。

そういうコストのかかる新卒者をわざわざ雇う会社はそれなりに余裕のある会社です。

コストがかかること以上に「新卒採用」というものに他の価値を見出そうとしている企業、つまりは新しいものに価値を見つけていきたい企業ということです。

この新卒採用の人数=会社の余裕 とも捉えられる新卒採用の数が年々減っているとなっては少し不安を覚えてしまいますよね。

そんなときに確認したいのが、次の項目になります。

3、売り上げ・利益などの業績

受ける企業の売り上げ、利益、資本金くらいは頭に入れておいたほうがよさそうです。

中長期的にみて安定して利益がある信頼のおける企業なのかを判断する必要があるからです。

長きにわたって利益が十分に出てる会社は社員に還元されやすいです。

それは給料だったり、福利厚生だったりももちろんそうですが、人を多く雇って一人一人がオーバーワークにならないように管理したりという部分にまで関わってきます。

また、利益や売り上げ、資本金や出資者を把握するなかで、改めてその企業の事業内容がより頭に入ってくると思います。

私は就活情報冊子に合わせて四季報などでその点をチェックしていたので、次の記事で書かせていただくES(エントリーシート)の志望動機もスムーズに書くことができました。

余談ですが、四季報は株式投資などで資産運用する人にも有益な情報が満載なので、そういう方も購入して手元においておくと便利だと思います。

4、業界でのその会社の順位と主な取引先

これが、企業分析をする上で最も大事な項目になります。

企業が生き残るために目の前にある目的はなんなのか?

それは、競合他社の中で1番になることです。

 

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どの会社も同じような業務内容の会社や同じ取引先を持つ会社にどうやって差別化を図って、その中で頭一個抜きん出てやろうと必死になっているのです!

そんな時に採用に来た大学生のアピールポイントに

✔️その差別化を実現してくれそうな子がいたら!

はたまた

✔️面接の中で他社との比較がきっちりできていて、その中でも「ここが!」この会社にしかない魅力だから是非この会社にはいりたいのだ!

と熱弁してくれる子がいたら…!

内定へ一歩どころかかなーり近づくというわけです。

 

企業分析を制するものが就活を制する!

結局、私が色々な業種の大手企業に内定の数々をいただけたのはこの4で紹介したことが徹底してできていたからなんだと思います。

1〜3は自分自身にとって良い会社か、受けるに値する会社かを判断する材料と思っておいてください。

就活している大学生のなかで四季報を見ながら会社選びする人ってあまりいないんじゃないかな。と思いますが、私はこれがめちゃくちゃ良かったし、企業分析をするのにとても役に立ったと実感しています。

これ以上に曝け出して情報が出ている本なんてありませんしね…。

就活に特化した情報も載っているこちらの四季報が個人的にはお勧めなので、ぜひ参考にしてみてください。