文系学部生が大手IT系企業に技術者職内定をもらう3つの手段


IT業界はブラック企業も多いしレベルもピンキリなんです(>_<)




※同期の全体数からの文・理の割合は公式情報はわかりませんが、研修時に振り分けられた数十人単位の同じグループ内で約3割は文系学部出身者でした。
もくじ
文系学部で大手IT企業に内定した人の共通点
1、文系視点のオリジナルなストーリー性のある志望動機
初対面の同期同士でまず話題になるのが、「なぜこの会社をえらんだのか?」「会社に入ってどんな仕事がしたいか?」という内容です。
実際には「給料がいいから」「福利厚生がしっかりしてるから」「ボーナスも多くてIT企業のなかでは残業が少ないと先輩に聞いたから」などなど、いろいろなぶっちゃけトークが繰り広げられるわけですが、、、それは飲み会の場まで持ち越される話題です。笑
研修中の合間なんかに「なぜこの会社に入ったのか?」という議題があがったら、つまりは「志望動機ではなんていってこの会社を志望したのか?」についてたいていの人は答えるでしょう。
そうした会話の中で分かったことが、文系学部出身者は理系学生以上に、自分の身近な事柄に絡めた「ストーリー性」のある志望動機が「作り込まれて」いる!ということでした。
理系学生の大半は研究などで、ある程度ITに関連したものに触れていたり、授業でもデータベースやネットワーク、言語を学んでいたりします。
情報系の学科でなかった私(生物化学系学科出身)でも情報関連に通づる授業を選択履修できる環境でした。
理系学生はそうしたことが前提としてあるので、志望動機に関しては正直、企業側からしたらありきたりで、聞き飽きた志望動機を語る人が多いのだと思います。
しかし、文系学生は、
・自分が生活する中で感じた不便なことをきっかけに志望動機を展開するなど
背伸びしていない身近な題材で、妙にリアリティのある動機を志望理由に織り混ぜて話をする人が多かったように思います。
企業側の人にも「より消費者の観点に近い感覚から疑問や不便さを持ち、それを改善したがっている人」という好印象が生まれやすいのだと思います。
無理に理系学生によせたある種背伸びした志望動機よりも文系の自分ならではの観点をアピールの武器にすると良いと思います。
2、SEやSIerの働き方の理解
次に、大事なことはこの業界の業務内容をきちんと知っておくことです。
これは実際に私が大手IT系企業の面接で聞かれたことのある質問内容ですが、「SEの仕事はどういうことをするものか理解していますか?」というようなことを聞かれたことがあります。
この質問をしてきた企業も日本人なら誰もが知っているであろう大手IT企業です。(この質問に上手く答えられたかは覚えていませんが、内定をいただきました。)
そして、働いてみてやはり実感するのが、正直、世間の思う「SEの仕事」と実際、実務についてからの「SEの仕事」って違うのだと思いました。
実際に働くまでは、

とか

とかを想像していました。笑
だって、会社説明会ではそうしたかっこいい部分ばかり紹介するし、
ホームページにもそういう部分ばかり推してかいている!
反対に、ネットやSNSには「SE=社畜」みたいな印象で色々かかれてあるし…
実際に、会社説明会やホームページで見ると、ドラえもんレベルですごい開発をおこなっているんです。そして、それはれっきとした事実なのですが、それをこの会社でやっている人はほんの一部に過ぎません。
実際、大手IT企業のほどんどは多くの社員が
既存のシステムの入れ替えや、保守作業のような地味〜(でとっても大切な)な業務を多くこなしています。
新規システムの導入なども確かにありますが、自分たちが考えたもの!というよりはお客さまの要望にそったシステムをひたすら再現する。といったものが多いです。
そして、そのシステム構築の方法もどこからどこまでを自社でやるのかは会社によって違ってきます。(設計書は自分たちで作り、開発は他の会社へ依頼するパターンや前工程自社で行うパターンなど様々です)
このように、イメージとは結構かけ離れた働き方だったりするのです。
そういったことを知らずに、
「自分の大学での◯◯の能力を活かして、〜〜に役立つこういった新しい技術を開発したいです!」とアピールしても、企業からは「うちの会社は開発メインじゃないんだよな」「ちょっとこの子はSEや SIerの実情を知らなさすぎるな…入ったはいいものの、イメージと違いすぎてやめちゃいそうだな」とか「企業研究が全くできていないな。本当にこの会社にきたいのか?」などと、思われてしまいます。
理系学生はIT系に進んだ先輩などから仕事の内情を聞く機会があったりなんかして、割と「現実」を知っています。
しかし、文系学部生はその機会も少ないでしょうから、事前に内定者が語らえるSNSだったり、内情をぶっちゃけて教えてくれる公式なサイト(誰でも書き込める信憑性のないものじゃなく、「どこの誰が」書き込んでいるか保証される登録型のサイトなど)で事前に実際の働き方について把握しておく必要があります。
今はこんなサイトもあるみたい…便利だなぁ。
▶︎ 学生限定就活SNS!【Lognavi】
私の時はこういうSNSなかったので、デマ情報がごろごろある◯chとかでデマに踊らされている人もいっぱいいました。
3、公的な指標で学習意欲をアピールする
文系学生は履修科目の単位取得でITに通ずる知識を証明することはできません。
でも、この知識というものは実際になくてもIT業界には入れます。大手ならなおさら、入社後にきっちりと研修期間が設けられているので心配は入りません。
ただ、そこをこの会社に入りたいので独学で勉強を進めています!とアピールすることは内定への近道にもなります。
情報処理系の試験を受けよう!
この業界で1番手っ取り早くIT全般の知識があることを証明するにはIPA主催の情報処理試験に合格することです。
文系学生がいきなり受けて受かるものではありませんので、それなりに勉強が必要です。(私も何度か落ちました…笑)
そもそも情報処理試験とはなんぞや?という方にはこちらのIPAの公式サイトを参照していただければと思います。
▶︎https://www.ipa.go.jp
公式サイトの内容をまとめるとIPA 独立行政法人 情報処理推進機構とは
「複雑・膨大化する情報社会システムの安全性・信頼性の確保による“頼れるIT社会”の実現に向け、IT施策の一端を担う政策実施機関として、情報セキュリティ対策の強化や、優れたIT人材を育成するための活動に取り組み、安全で利便性の高い“頼れるIT社会”の実現に貢献する機構」



これはこの業界で、どの会社も必ずいるもの!ってわけではないけれど、とっておくと、「IT全体の一定知識あり!」と判断できる大事な証明になります。
特に、先ほども言ったようにどれくらいITの知識があるか判断しづらい文系学生にとっては知識を保証できる強い武器になること間違いないです。
【SEの登竜門】情報処理の合格を格安でつかむ方法
文系学生向けの基本情報技術者試験の学習の進め方は以前書いた記事に詳しくまとめています。
▶︎【体験談】基本情報技術者試験の効率的な学習順-文系向け-
ここでは、試験の単元について記入しており、効率的な学習順序を色々試した結果、自分の失敗も活かしてを書きました!
そして、この学習順序に沿って学習していくツールとしてはUdemyをおすすめします。
UdemyはIT企業内では一般的に使われている学習サービスで、他の学習システムと違い安価で、1講座だけ購入して受講するなど自由な学習形態を選択できる学習サービスです。
ここで基本情報技術者試験合格に向けておすすめする講座はこちらになります。
▶︎最新版: 基本情報技術者試験+応用情報技術者試験+Python+SQL 初心者からプロのエンジニアになる講座
こちら約50時間の超大作となる教育ですが、これを受講するならば、もうこれだけで十分かと思います。
他にもおすすめの講座を紹介していますので、参考までに見てみてください。(でも上の講座を受ける余裕があれば、何度も言いますが、これだけで十分です)
▶︎Udemyで学ぶ基本情報技術者試験合格のためのおすすめ講座
あとこのUdemyですが、先ほど安価に買えると記載しましたが通常は数千円〜数万円の講座を多く掲載していて安い!とは言えません。
ただ、セールが頻繁にあるので、そのセール時期を狙って購入すると↑の講座も通常¥12000の講座が¥2000程度でかえてしまうのです。
なので、このセールをうまく活用して安価な学習ツールを手に入れましょう。
IT全般の知識習得にオススメのテキスト
最後にオススメのテキストを紹介します。
ITの知識全般に関して右も左もわからない!という方はまず、このテキストを読んでみると良いと思います。
基本情報技術者試験の基礎固めにもなるとおもうので、オススメします。
▶︎
絵を用いて説明されているので、イメージしづらいものもまずはなんとなく捉えることにぴったりです。
最後に
以上が、文系学生が大手IT企業に受かるためにやっておいた方が良いこと3つでした。
やることとしてはだいぶボリュームがありますね(>人<;)
でも、IT企業って意外と面白いし、大手はやっぱし福利厚生や給料面がしっかりしているしで、入社後には「よかった〜」と思えることが多いと思います。
就活は準備したもの勝ちです!
後悔のないようしっかり対策を練って、面接に挑んで行ってください!応援しております。