ポートフォリオを作ってIT業界へ!未経験者でも転職成功する方法とは?
もくじ
はじめに
ポートフォリオは、IT業界において、自分自身をアピールするための非常に重要なツールです。
特に、エンジニアやデザイナーなどのクリエイティブな職種では、実際に作品やプロジェクトの成果物を見せることができるため、ポートフォリオが選考において重視されることが多いです。
本記事では、ポートフォリオ作成の基本的な考え方から、具体的な作り方までを紹介します。
ポートフォリオとは何か?
ポートフォリオとは、自分自身や自分が担当したプロジェクト、作品などの成果物をまとめた資料のことです。
Webページ型、PDF型、プリント型など、自分がなりたいエンジニアに求められるポートフォリオの内容に合った提出方法を選んでまとめます。プリント型は、面接の際に手渡すことができ、アピールするポイントを的確に伝えることができるので、一部はプリントにまとめて面接に持参することをおすすめします。
ポートフォリオの作り方
作成前の準備
自分がアピールしたいポイントや伝えたいメッセージを決め、それに合わせてポートフォリオのコンセプトや目的を明確に設定しましょう。

リケジョあおい
ポートフォリオに必要なもの❶作品集
ポートフォリオには、あなたがこれまでに制作してきた作品集を含める必要があります。 これには、ウェブサイトやモバイルアプリ、デスクトップアプリ、グラフィックデザイン、マーケティング資料、文章など、様々な形式の作品が含まれます。特に、求人票に掲載されたスキルや経験と一致する作品をアピールすると効果的です。

IT未経験者さん
IT未経験でそもそも作品なんてないんだけど!!

リケジョあおい
【IT未経験向け】ポートフォリオ作成の近道の項目で書いているようにプロの手を上手く利用するのがおすすめです!
ポートフォリオに必要なもの❷コードやスクリプト
ポートフォリオには、あなたが書いたコードやスクリプトを含めることもできます。
これは、プログラミングスキルを証明することができ、GitHubなどのプラットフォームを使用して、ポートフォリオの一部としてプロジェクトを公開することもできます。
ポートフォリオに必要なもの❸実績や業績の紹介
過去の実績や業績は、あなたの専門分野での能力を証明するために重要です。
これには、受賞歴、公開された論文、特許、サービス提供、コンサルティング、ボランティア活動、プレゼンテーション、トレーニングなどが含まれます。
これらの実績をリスト化し、その経験で得たスキルと実績を解説すると、採用担当者に良い印象を与えます。
ポートフォリオに必要なもの❹自己紹介や職務経歴書
自己紹介や職務経歴書は、あなたのキャリアや専門分野についての情報を提供するために重要です。
もし、あなたのポートフォリオが採用担当者に採用の可能性があると考えられた場合は、自己紹介や職務経歴書の情報が求められることがあります。
【IT未経験向け】ポートフォリオ作成の近道
とはいえ、IT未経験ですと、実務実績をまとめることもできないですし、
「そもそもこの説明を聞いてもピンとこない!」
「作品集なんて自分だけじゃつくれない!」
っていう方が大半だと思います。そんな時はオンラインスクールやプログラミングスクールを上手く活用しましょう。
個人的に「プログラミングを勉強したいから!」という理由でオンラインスクールを受講する人には「ちょっとまって!」と言ってきました。

リケジョあおい
なぜならITに関する勉強は今やYoutubeなんかの無料コンテンツが溢れており、かなり質の高い学習が無料で受けれる術があるからです。
一方で、ポートフォリオ作成は個々人の事情によって作成物が異なる上に、独学だとここまでたどり着くまでに大量の時間を要してしまうからです。

IT未経験者さん
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/reskillprograms/index.html )
ポートフォリオのアップデート方法
ポートフォリオを作成した後は、定期的にアップデートすることが重要です。
ポートフォリオをアップデートすることで、最新の技術やスキルを追加したり、新しいプロジェクトや実績を紹介し、つくってからほったらかしにせずにレベルアップさせていきましょう。
1. 最新の技術やスキルの追加
IT業界は常に進化しており、新しい技術やスキルが登場しています。
自分が取得した最新の技術やスキルをポートフォリオに追加することで、自己アピールの幅を広げることができます。
例えば、WebデザイナーとしてUI/UXデザインのスキルを習得した場合は、それをポートフォリオに反映させると良いでしょう。
2. 新しいプロジェクトや実績の追加
新しいプロジェクトや実績がある場合は、積極的にポートフォリオに追加していきましょう。
これにより、自分自身の成長や実績をアピールすることができます。
プロジェクトや実績を追加する際には、具体的な成果や役割、使用した技術やツールなどを記載することがポイントです。
ポートフォリオの具体例
ポートフォリオは、自分が持つスキルや実績をわかりやすくアピールするためのものです。
特に、IT業界においては、ポートフォリオが採用担当者にアピールするための重要なツールとなっています。
フロントエンドエンジニア職におけるポートフォリオ例
フロントエンドエンジニアは、ウェブサイトやアプリの見た目や操作性に関する設計・開発に携わる職種です。彼らのポートフォリオには、以下のような要素が含まれていることが多いです。
1. プロジェクト紹介ページ
フロントエンドエンジニアは、開発したウェブサイトやアプリのURLをポートフォリオに載せることができます。そのプロジェクトの概要や課題、自身が担当した部分についても説明することで、ポートフォリオの訪問者に自身の技術力をアピールすることができます。
2. コーディングスキルを示すコードの公開
フロントエンドエンジニアは、自分が開発したサイトやアプリのコードを公開することができます。GitHubなどのオープンソースのプラットフォームに自分のコードを公開することで、訪問者に自身のコーディングスキルをアピールすることができます。また、公開したコードに対して他のエンジニアからのフィードバックをもらうことで、自身のスキルアップにもつながります。
3. スキルセットの説明
フロントエンドエンジニアは、自身が使えるプログラミング言語やフレームワーク、ライブラリをポートフォリオに明記することができます。また、自身が得意とするスキルや、今後学習したい技術についても説明することで、訪問者に自分自身をアピールすることができます。
4. デザインセンスのアピール
フロントエンドエンジニアは、UI/UXの設計に携わることが多いため、デザインセンスのアピールも重要です。
自身がデザインしたウェブサイトやアプリをポートフォリオに掲載することで、訪問者に自身のセンスをアピールすることができます。
また、自身が参考にしているデザインリソースやブックマークを公開することも、ポートフォリオの質を高めることにつながります。
プロジェクトマネージャー職におけるポートフォリオ例
プロジェクトマネジメントの手法やプロジェクトの成果物の紹介などが挙げられます。
例えば、プロジェクトマネージャーとしての実績を示すために、過去に成功裏に完了したプロジェクトの成果物や、プロジェクトの経験を含めた実績が挙げられます。
また、チームのメンバーとのコミュニケーションやスケジュール管理、リスクマネジメントの方法など、自身が行ったプロジェクトマネジメントの手法を紹介することも有効です。
ポートフォリオには、プロジェクトの課題を解決する方法を提案するために作成された資料や、プロジェクトに関連する文書も含めることができます。
また、自身のプロジェクトマネジメントに対するアプローチを説明することもできます。
プロジェクトマネージャー職におけるポートフォリオは、多数の文書や成果物がある場合があるため、十分な構造と組織性が必要です。
ポートフォリオを作成するにあたり、自分自身が伝えたいことやアピールしたい能力を明確にすることが重要です。
自身の強みをアピールすることができれば、自分を理解してくれる企業から認められる可能性が高まります。
ポートフォリオ作成時の注意点
ポートフォリオを作成する際には、いくつかの注意点があります。以下では、著作権やプライバシーの問題、長すぎるポートフォリオの問題、ポートフォリオの品質向上のための工夫について説明します。
著作権やプライバシーの問題
ポートフォリオには自分が制作した作品やコードを掲載することが多いですが、注意しなければならないのが著作権やプライバシーの問題です。
作品やコードの著作権は制作者に帰属しますので、無断で掲載することは法的な問題を引き起こす可能性があります。
また、クライアントから預かったデータや情報を掲載する場合も、プライバシーの問題が生じる可能性があります。
このような問題に対しては、掲載に関する許可を得るか、一部を伏せたりマスキングするなどの対策が必要です。
ポートフォリオを見るのは採用担当者やクライアントです。自分の強みをわかりやすく伝えるため
まとめ
IT業界におけるポートフォリオの重要性と作成方法についてまとめてきました。
ポートフォリオは、IT業界において非常に重要なものです。
ポートフォリオは、あなたがどのようなスキルを持ち、どのような経験を積んでいるかを示すためのものであり、求職者としてのあなたの価値を高めることができます。
ただ、そこに時間を割きすぎるのは本末転倒。
転職活動は企業分析や面接対策など、現職の業務をこなしながら同時並行でやることが沢山あります。
間違った方向性で進まないためにも、IT未経験者はプロ手をかりながら着実に作り込むことで自分自身の価値を高め、理想の職場や仕事を手に入れましょう。